【うつの経過(6)】社会復帰と病気を通じての成長
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日中の活動が安定してくると、いよいよ社会復帰を考える段階に入ってきます。

うつ病の治療は、症状が軽くなっただけで終わりではありません。社会生活や仕事に戻ることができてはじめて、回復が安定したと言えることが多いからです。

前出の笠原嘉は、仕事復帰について次のような点を挙げています。

  1. まず元の仕事に戻ることを目標にする
  2. 職場との接触は挨拶程度から始める
  3. できれば2週間ほど定時出勤の練習をする
  4. 復職後少なくとも3か月は気分の揺れが起こり得ることに注意する
  5. 早すぎる服薬中止に注意する
  6. 病気の経験に意味を見いだす

1の「元の仕事に戻る」という点は、環境を大きく変えるよりも、慣れている職場や業務に戻るほうが負担が少ないことが多いためです。ただし、業務内容が過重であったり、職場の人間関係などの環境が大きなストレスになっていた場合には、この限りではありません。その場合には、業務内容の調整や配置転換など、環境を見直すことも必要になることがあります。

また、復職の際には、いきなり以前と同じ働き方に戻ろうとしないことも大切です。回復期には気分が良くなっていても、疲れやすさやおっくう感が残っていることが多く、急に負荷を上げると体調を崩してしまうことがあります。波があることに注意しつつ(4)、服薬も続けて休養を確保しつつ(5)、段階的に負荷を増やしていきます(2,3)。

そして、病気を乗り越えた経験をした方は、これからの人生について新しい気づきを得ていることも少なくありません(6)。つらい経験ではありますが、病気の体験がその後の生き方を見つめ直すきっかけになることもあります。このように病気の経験の中に意味を見出していくことは、当院が大切にしている「リカバリー」の考え方の中核でもあります。

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