不安って何のためにあるの?

今回から、不安と、それに関係の深い自律神経についてお話していきます。

「不安」というと、つらい感情で、できれば無くしたいものだと感じる方も多いと思います。しかし実は、不安は私たちが生きていくためにとても重要な働きを持っています。

人間を含む動物は、危険を察知すると注意を高めたり、すぐに行動できるように体の状態を変えたりします。これは危険から身を守るための自然な反応です。もし不安をまったく感じなければ、私たちは危険を避けることができません。つまり、不安は本来、私たちの命を守るための大切な感情なのです。

不安を感じると、体にもさまざまな変化が起こります。心臓がドキドキする、呼吸が速くなる、筋肉が緊張する、汗をかく、お腹の調子が変わる、といった変化です。昔から人は心の状態と体の反応が深く結びついていることに気づいていました。だから心の状態を表す言葉に「心臓」の「心」という字が使われるようになったのですね。

また、人間のような哺乳類は、周囲の環境が安全で安心できる場所かどうかを感じ取る能力を持っています。その判断の手がかりの一つが、人との関わり(社会的交流)です。信頼できる人と一緒にいると安心できたり、穏やかな声や表情を見ると落ち着いたりするのは、このためです。
反対に、体がその場を「安全ではない」と感じ取ると、私たちが意識していなくても自然と警戒状態になります。

 

このように、不安と体の反応は深く結びついています。そして、その変化を自動的に調整しているのが自律神経です。次の記事では、この自律神経の働きについて説明します。

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